モリアーナは、競馬で初めて２連勝を果たしましたが、その後３連敗して苦しんでいます。陣営は、重要な競走が控えているため、勝負手を打っています。抜群のレース相性を持つベテラン・横山典に鞍上をスイッチし、名手の手綱で牝馬戴冠を目指すことになりました。前走のニュージーランドＴでは、脚のたまらないポジションに入り、コーナーでは５頭分も外々を回らされて最悪の展開となりましたが、今回はチャンスを掴むために早めにエンジンを吹かして行くつもりです。調整期間は在厩で調整しており、最終追い切りも抜群に動くことが予想され、トップコンディションに持っていくことができるでしょう。陣営は、横山典に対して特に指示を与えないつもりで、ベテランの力を信じています。
一方、オオバンブルマイは前走のアーリントンＣで重馬場の中、道中７番手から差し切ってＶを飾りました。吉村師は、前走でジョッキーがどのぐらい脚を使えるかを知ることができたとし、東京コースでも大丈夫であり、良馬場ならさらに切れることを期待しています。武豊を背に最終追いを行い、競走に備える予定です。
モリアーナとオオバンブルマイは、それぞれの競走で力を発揮することを期待されています。
