日本を代表するジョッキー・川田将雅騎手(37)が、オークスの共同会見で競馬場での声援についてファンへ呼びかけしました。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」となり、競馬場にも多くの観客が訪れています。
川田騎手は「お客さんの歓声や拍手、競馬場の雰囲気を作ってくれることに改めて感謝しています。それは素晴らしいものです」と述べた後、「お願いですが、ゲート入りして最後の馬が入る時に盛り上がってほしいです。以前はゲートが開くまで我慢していただいていましたが、陸上競技のスタートと同じようにゲートが切れるまで声援を我慢していただき、ゲートが開いたら全力で盛り上がっていただければと思います。その協力をお願いできれば、非常に助かります」と呼びかけました。
川田騎手は、マカヒキでの日本ダービー制覇やラヴズオンリーユーでのブリーダーズカップ フィリー&メアターフ勝利など、数々のG1レースで勝利を収めてきた日本を代表する騎手です。2022年には最多勝利・最高勝率・最多賞金獲得の三冠を達成し、「騎手大賞」という史上4人目の栄誉も獲得しました。その活躍の原動力となった考え方について、川田騎手の書籍『頂への挑戦 負け続けた末につかんだ「勝者」の思考法』(KADOKAWA)から一部を抜粋して公開されています。
この抜粋では、川田騎手がハープスターという馬に出会った数年前のエピソードが紹介されています。松田博資厩舎の忘年会の席で、松田先生が川田騎手に対して驚くべき一言を発しました。松田先生は「近藤利一オーナーがお前を指名してくれているけど、近藤オーナー以外の馬にはお前を乗せない。